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「ふれあい」が同好会をつくる|山田 康子
原題:「ふれあい」する心 流行歌「ふれあい」に心を動かされた筆者は、その歌に込められた思いを、大阪大学テニス同好会の日常へと重ね合わせます。学年が上がるにつれて少しずつ変わっていく同好会の雰囲気、後輩たちとの距離、そして寂しさ。それでも「ふれあい」は、自分たちから生み出せるものだと語りかけます。世代を超えて仲間とつながることの大切さを、温かなユーモアを交えながら綴った一編です。 「ふれあい」という歌に思うこと 皆さん、中村雅俊の「ふれあい」という歌をご存じですか。 そう、一、二か月ほど前に爆発的に流行っていたあの歌です。 (歌詞は著作権保護のため省略します。) 私が最初にこの歌を聞いたときには、ただ、ちょっと憧れている中村雅俊の歌だということで興味を持っただけでした。 でも、二、三度聞くうちに、どこにでもあるような歌だけれど、だからこそ誰もがおきざりにしかけていた大切なことを歌っているのではないか、と思い始めたのです。 トーメンのコートが好きだった理由 大学というところが何となくすさんで見えるのも、いろんな意味での「ふれあい」が欠けているからなの
yasunoritanaka
6月1日読了時間: 3分


口で勝負する同好会の名選手たち|森岡 清志
原題:森清法師のクチニス テニスは本来「足ニス」だが、大阪大学テニス同好会では「口ニス」でもある――。トーメンコートでの練習、練習後の雑談、山中湖夏合宿、先輩の新婚旅行の見送りまで、同好会の仲間たちが交わした言葉を、軽妙な会話劇として再現した一編です。実在の人物たちの個性と関係性が次々に浮かび上がり、昭和の同好会のにぎやかな空気がそのまま伝わってきます。 下町で暮らした頃 ぼくは高槻市に住んでいますが、以前は大阪の大正区にいました。 そこはいわゆる下町という感じのところで、商店街、住宅、工場が入り乱れていて、とてもにぎやかなのです。 木津川と尻無川という淀川の支流が二つ流れていますが、あまり橋が架かっていないので、隣の区へ行くのにポンポン船がよく利用されていました。 もちろん無料で、何人か客が集まれば船が出ていくという、どこか田舎風の、のんびりしたいいものです。 そのうえ、川がきれいだったら申し分ないのですが。 テニスは「足ニス」か「口ニス」か さて、読者の皆さん、テニスの方はうまくなりましたか。 テニス本来の姿から言えば、テニスは「アシ(足)ニ
yasunoritanaka
5月28日読了時間: 5分
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