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会誌創刊と同好会、そしてボク|藤野 茂雄

yasunoritanaka
6月16日
読了時間: 2分

原題:創刊号と同好会とボクの話

待ちに待った『Try Again』創刊号。その誕生を喜びながらも、同好会という組織のあり方について率直な思いを綴った一篇です。「テニスでつながっている」という楽しさと、「テニスでしかつながっていない」という少しの寂しさ。その一方で、オフシーズンも「テニスの鬼」を自称して(?)日々鍛錬に励む自分をユーモラスに描きます。真面目さと軽妙な語り口が同居する、創刊号にふさわしい随筆です。

会誌ができるという喜び


以前から時々話に出ていた会誌が、いよいよ出ることになると聞き、どんなものになるのかと楽しみにしています。

この創刊号発行についても、また創刊号が「葬刊号」とならぬためにも、多大の努力が必要でしょうが、無責任ながら、できるだけ長く続いて欲しいものだと思います。

それにしても、会誌が出るなんて、同好会って大きな組織なんですね。

懐古派と称する会内の革命的反動分子(?)に言わせると、

「昔はこんなもの出さんでもコミュニケーション充分やった。」

と、さぞ嘆かれることでしょうね。

テニスでつながる仲間


確かに、いろんな友人が大勢いますねえ、同好会には。

ボクもその一人だけど。

これだけの種々雑多な人達が、テニスというもの一つでつながっているんだから不思議ですよ。

でも、ボク、少し寂しい気がするんです。

「テニスでつながっている」というより、

「テニスでしかつながっていない」

と感じることの方が多いことが。

まあ、それが同好会の同好会たるところかもしれませんがね。

でも、やっぱり寂しいなあ。

シーズンオフになると、特にそう思うんです。

みんなバラバラになっちゃうし、同好会自体が消滅しちゃったみたい。

やっぱり同好会って、テニスだけやる所なのかなあ。

自分では何もできないだけに、そう思って納得する以外にないのデスヨ。

テニスの鬼?


でもボクは、オフといえどもテニスのことを忘れず、トレーニングに研究に日夜頑張っていたのですよ。

素晴らしいなあ、ホント。

毎日、足腰の鍛錬に、あの心臓破りの坂を登って昼メシを食べに生協へ通い、

帰りには球を打ってセンターへ、コーナーへと決める練習をし、

ついでにラケット購入の資金を貯える。

下宿へ帰れば、あの『エースをねらえ!』を見て、テニスの可能性を追求する。

素晴らしいなあ。

テニスの鬼って、やはりボクのことだったんだなあ。

でも……

明日の試験、大丈夫なのかな。

と、ふと白けたところで、おわりです。

アホラシ。


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