百人を超える同好会をどう動かすか|木村友彦
原題:昭和五十五年度をふり返って
昨年の春合宿を欠席していたにもかかわらず、なぜか会長に選ばれた木村友彦さん。「非常に荷の重い役を負うはめになった」と振り返りながら、練習、試合、コンパ、合宿、コート取り、そして同好会の運営まで、昭和55年度の一年間を率直に総括します。会員数が増え、組織が大きくなっていくなかで見えてきた課題と、次の世代への期待。発展期にあった大阪大学テニス同好会の姿が伝わる、会長としての一年の記録です。
私は、昨年の春合宿をある理由のために欠席したのですが、それにもかかわらず、なぜか会長に選ばれてしまい、非常に荷の重い役を負うはめになってしまいました。
思い返せば至らぬところの連続でしたが、この一年間の同好会の活動をふり返ってみて、反省を加えてゆきたいと思います。
練習――人数が増えたからこその課題
練習日は、月、水、木、土曜日の週4回でしたが、一年を通してピリッと締まった練習があまりできなかったようです。
それには当然、幹部の引き締めが不十分であったということがあるのですが、それと同時に、同好会の活動がさかんになるとともに、練習に参加する人数がコート面数に比べて多くなり、その結果、ボールボーイがかたまってしまうとか、コートに入る人の回転が遅くなるとかして、緊張感が欠けたということもあると思います。

しかし、人数が多いなら、人数が多くなければできないような練習を工夫するなど、できたのではないかと思います。
また、幹部がいくら「ああしろ、こうしろ」と言ったところで、一人一人が本当にその気にならなければ、緊張感は出てこないものです。
練習中は、各自で気をつけることが大切です。
試合――好成績の一方で残ったもの
関西学生庭球同好会連盟主催の大会で阪大が参加したものに、フレッシュ、ミックスダブルストーナメント(ともに5月)、ニューカレッジアントーナメント(7月)、クラブ対抗トーナメント(11月)がありました。
どの大会にも多数の参加者があり、好成績が収められました。
特に、夏のニューカレは阪大が主催校であり、大会委員長の北本さんをはじめ、連盟委員その他多くの方々の大変な努力により、例年どおり盛大な大会となりました。
対抗試合は、京大戦(6月)、市大戦、和大戦(ともに11月)を行ないました。
京大戦は、惜しくも一勝差で敗れ(昨年の『Try Again』参照)、これでついに阪大の五連敗となってしまいました。実力差はないはずですし、みなさん、がんばりましょう!!
市大戦、和大戦は、ともに大勝しましたが(別掲)、観戦のマナーが非常に悪かったのが残念です。対抗試合では勝敗も大切ですが、もっとしっかりとマナーを守らなければなりません。
阪大の中の試合では、秋に北中杯がありました(別掲)。
試験休みに計画した一、二年生男子による予選が、雨のために半分も消化できなかったことなどにより予定が遅れ、土曜日はほとんど練習と北中杯の二本立てという形になってしまいました。
試合は、よい練習になりますし、自分の実力をためすよい機会です。また特に、対外試合は、他校との交流を深めるという意味でもよいことです。
今後も多数の方が、多くの試合に参加されることを望みます。
コンパと合宿――同好会を支えるもう一つの柱
私の学年は、残念ながらコンパがあまり得意ではなく、うまくいったとは言えないのですが、やはりコンパは欠くことのできない柱の一本です。
新歓コンパ(6月)、追コン(12月)、新年テニス大会(1月)、夏・春合宿で、その他にも大小公私、多くのコンパがありました。
酒の飲めない人も、がんばりましょう!!
テニスの技術の進歩のため、またコンパと同様に同好会員相互の交流という意味ももつものに、合宿があります。

夏合宿(8月7日〜15日)は例年どおり山中湖で、春合宿(3月18日〜25日)は昨年同様、南紀日置川で、それぞれ行ないました。
特に夏合宿は、毎年100人前後の参加者があり、同好会の最大行事なのですが、それだけに多くの問題が起こります。
合宿は団体生活なのだということは、忘れないで下さい。
コート取り――朝5時半集合という現実
同好会の活動には欠くことのできないコート取りですが、これは確かに大きな問題があります。

土曜日には朝5時半集合というのが、あたりまえのようになってしまったこと。コート取りに来ない人が多いということ。
まず、コート取りは同好会員の義務ですので、来て当然。来ない人は同好会の活動に参加する資格はありません。必ず来て下さい。
そして、5時半集合ということも、少しでも正常化できるように、一、二年生や幹部だけでなく、上位学年の人たちも自分たちのこととして考えてみるべきです。
また、平日に使っている庄内の富士フィルムコートですが、ここは富士フィルムの好意により、年間数万円というほんのわずかな金額で借りているのです。
コート整備、クラブハウスの清掃、備品の管理など、各自十分に注意して下さい。
大きくなった同好会を、みんなで動かす
阪大テニス同好会は、その会員総数XXX名(会員名簿参照)と発展して来ました。
しかし、これだけの人数を動かし、まとめ、同好会を運営してゆくことは非常に困難なことです。数名の幹部だけでは、当然無理があります。
幹部組織の改革も考えられますが、そこまでいかずとも、全員の、特に幹部学年の協力が必要なのは明らかです。
「なぜオレがこんなことをしなければならないのか」
という声を聞いたことがありますが、それでは無責任なのです。
阪大が連盟の中心となる時代へ
同好会内のことに関して書いてきましたが、最後に最も重要ではないかと思われることを書こうと思います。
阪大テニス同好会は、同好会連盟に加盟して4年目になりますが、これからはその連盟の中心になってゆかなければならないということです。
実際、前に書いたとおり、昨年は北本さんがニューカレの大会委員長を務め、今年は北野君が渉外の役職に就いています。
数年後には、阪大から連盟委員長を出さなければならないということです。
内部改善を進めつつ、他校の同好会との交流を深めてゆくことが大切だと思います。
一年間を終えて
さて、以上、一年間をふり返りつつ気づいたことを書いてきましたが、これだけでは不十分だと思いますし、まだ問題が残っているかもしれません。
しかし、それはまたの機会にということにして、今回は終りにしたいと思います。
最後に、昨年一年間、私たち幹部を盛り立てて下さったみなさんに、ありがとうございました。





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