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小さな心が運んでくれるもの|西川 恵子

yasunoritanaka
6月20日
読了時間: 2分

原題:無題

木の葉のように震え、今にも飛んでいってしまいそうな「ちっちゃな心」。そんな繊細な心を大切に抱きしめながら、いつか訪れる幸せな恋を静かに願う詩です。後半には、高校時代の友人が作詩したという映画『個人教授』をイメージした「愛のレッスン」が添えられています。青春の揺れる感情と優しさが伝わる、小さな詩集のような一篇です。

ちっちゃな心


ふるえてしまう。木の葉のようにちっちゃな心。

とんでいってしまう。大きな息をしのいで、そんなちっちゃな心。

ガラスの箱に入れましょう。

ビーズ玉のように。

気をつけて。

ガラス箱に大切にしまわれた小さな心を象徴するビーズ玉

板のつぎ目に落ちてしまう。

そんなちっちゃな心。

ああ、だけど大切なんです。

私には何より大切なんです。

いつか私にも、幸福な恋ができるなら、

このちっちゃな心が、

きっと、きっと運んできてくれるに違いないのですから。

おまけ

映画『個人教授』より「愛のレッスン」

夕暮れの駅で静かに別れていく若い男女

あなたは 私に 愛することの

楽しさと苦しみを教えてくれた。

だから今私は あなたの目の前から

さようならも言わずに消えてゆく。


愛しているから あなたの心が

私のことのように 何でもわかるの。

あなたがかくしても あなたが気付かなくても

悲しみの涙が光っている。


あなたが 教えた 愛のレッスン

忘れはしない。


忘れてしまえるなら 恋などしなかった

愛し続けるために 恋したのだから。

一度だって あなたは 気にとめてくれなかった。

知らないふりして すれちがっていった。

高校の友達の作詩です。

ラストシーン「愛のレッスン」に、こんな詩はいかがですか。

御存知だったら、うたってみて下さい。


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