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知性あふれる勉強少年、マネージャーになる|池山達真

yasunoritanaka
4月21日
読了時間: 3分

原題:マネージャーになって

「マネージャーになって、パープリンになりました」――そんな一文から始まる池山達真さんの自己紹介は、なぜか自分がいかに真面目で、勉強熱心で、行儀がよく、心やさしい人間であるかという話へと向かっていきます。毎日の勉強時間は3時間11分から3時間23分、机の落書きは消しゴムで透明になるまで消す。果たしてどこまで本当なのか。昭和の同好会誌らしい、とぼけたユーモアに満ちた一篇です。

マネージャーになって、パープリンになりました


マネージャーになって、パープリンになりました。

ちまたでは、前と変わりないと思っている方も多いようです。

しかし、本当はそうではないのです。

そう。

ぼくは、知性あふれる勉強少年なのです。

毎日、3時間11分から3時間23分くらい、机に向かっている日々を送っていました。

講義室の最前列で熱心にノートを取り机まできれいにする男子大学生

良い子のぼくは、寝る時間も早かったのです。

そして朝も早く起きて、授業の31分前に行って、予習に余念がありません。

ぼくの席は、いつもいちばん前でした。

そして、どんなにねむい教授の講義もノートにとっていました。

机はいつも、つるつるに


机に落書きがあったりすると、消しゴムで透明になるまでこすりました。

キズがあった時などは、次の日にカンナを持って来て、つるつるになるまで削ったものです。

食事の時などは、こぼしたりしないように、目をタコの足のように見開いて食べますし、となりの人がこぼしたりしないか、注意をおこたりませんでした。

喫茶店に入ることは、勉強にいそがしいぼくにとっては、決断を要することですが、たまに入った時は、お行儀よくすわって、ストローなどで遊ばず、水に砂糖などを入れて飲んだりはしませんでした。

アレンジという新しい世界


アレンジというものも、ぼくには新しい世界でした。

友人のK君やS君と行ったのですが、本能的に高度な技術を必要とする球技であることがわかり、むだづかいをしてはいけないので、いつも友人の腕前を拝見させていただいております。

その後で茶店に行くと、友人が球技に勝った時は、

友人のアレンジボールを見守り喫茶店で一品だけおごってもらう男子大学生

「おごってあげる」

と言うので、むりにことわると、パープリンとはいえ、相手の心を傷つけることになるので、一品だけおごってもらいます。

そうすると、彼もぼくの気持ちを察してか、それ以上は、

「おごったる」

とは言いません。

心やさしい、動物好きのぼく


それから、動物好きのぼくは、家にねこと犬を飼っていますが、ねこなどが道で死んでいるのを見た時などは、悲しさで、なみだが目からこぼれるのを感じられます。

みなさんも、ねこが道を歩いている時は、車ではねたりせずに、少しの間待ちましょう。

責任の重さで、足の裏のまめが

責任の重さを大げさに感じながら練習を見守る大阪大学テニス同好会の若いマネージャー

しかし、このように、まじめで心やさしいことが原因となってか、マネージャーになってしまった時には、責任の重さに、足の裏のまめがつぶれるのではないかと思ったほどです。

しかし、ぶじにすむようにがんばりますので、みなさんも、適当ではなく、必死でがんばりましょう。


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